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団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

みんな仲良くという幻想は捨てたほうがいい

2025年05月18日 | 老後の生き方

多くの人は身近な人との親しいつながりが大事だと思っている、

だから友人や同僚との関係を壊さないように神経が磨り減るく

らい人づきあいに気を使う、その結果大事なはずの相手との関

係を重苦しく感じるという矛盾した意識が生まれる。

 

これは9年前に56歳の若さで亡くなった社会学者の菅野仁氏

の著書「友だち幻想」のなかの言葉である、いわゆる同調圧力

である、その原点が小学校に上がる頃に誰もが耳にした「一年

生になったら友だち百人できるかな」という歌で、友だちをた

くさんつくることが望ましいと刷り込まれた人は多いはず、学

校はみんな仲良く、みんなでひとつだという友だち幻想が強調

される場所になってる。

 

しかし菅野氏が指摘するようにみんな仲良くの重圧から解放さ

れない限り、60代、70代の高齢者になっても人付き合いの

悩みは続くものである、そう考えると友人や同僚に誘われても

気がすすまなければ断る勇気も必要だし、みんな仲良くという

幻想は捨てたほうがいいというのが77歳の私の実感である。