・「病院には行かない」娘の叫びが意味するもの
「入院なんて絶対しない!二度と口をきかないから!」
高校2年生の娘さんが母親にそう怒鳴ったのは、精神科病院への入院を提案した直後のことでした。
日常的な家庭内暴力が続いていたため、母親は医師と相談し、入院を検討していたのです。
しかし、娘さんは激しく抵抗し、物を投げつけ、最終的には母親に手をあげました。
母親は涙ながらにJECセンターへ電話をかけ、「もうどうしていいかわからない」「でも入院させたら嫌われる気がして」と訴えました。
このように、娘のことが怖いが「子どもと離れたくない」「嫌われたくない」「見放したと思われたくない」との思いから、対応が後手に回ってしまう親御さんは少なくありません。
入院を拒む女子高生の多くは、「病気として処理されることへの抵抗」や「家庭内での自分の存在の訴え」を抱えています。
暴力という形で感情を表現してしまう背景には、孤独、不安、そして親への複雑な思いがあります。
JECセンター心理ケアに特化した数少ない民間の入所施設であり、当施設では、そうした複雑な心理を理解し、子どもと親の両方に寄り添うサポートを提供しています。
特に、父親が覚悟を決めて行動することが、状況を大きく動かす鍵となります。
このケースでも、母親の苦しみを見かねた父親が、「今は嫌われてもいい。娘を守ることが最優先だ」とJECへの相談・受け入れを決断しました。
JECセンターの心理宿泊休養プログラムでは、家庭から一時的に離れ、安心できる環境の中で自分と向き合う時間を持つことができます。
心理学マインドに基づいた対応により、子どもは徐々に「否定されない場所」に身を置けた安心感を得ていきます。
娘さんも最初は部屋にこもって誰とも話さず、不信感を全面に出していましたが、数週間後には似た境遇の子と自然と会話を始め、「自分だけじゃなかった」と言えるように。
ASD(自閉スペクトラム症)やADHD、パーソナリティ障害などの傾向がある場合にも、専門スタッフがそれぞれに合わせた対応を行い、安心して過ごせるよう支援しています。
心理宿泊休養を経て、娘さんの感情は大きく安定しました。
しかし、JECセンターでは「ここで終わりではない」と明確にお伝えします。
なぜなら、回復した子どもが元の家庭環境に戻っても、親御さんの接し方が変わっていなければ再発リスクが高まるからです。
そこでJECは、親御さんが学べる講座(当日5時間コースまたは1泊2日)を用意し、接し方や距離感の見直し、「信じて見守る姿勢」の習得をサポートしています。
卒業後も、「また不安定になった」「家族としてどう向き合えばいいか分からない」といったご相談に対応し、継続的な支援を行っています。
本人が来られない、もしくは本人が来たがらない場合でも上記に記載している電話番号又はメールアドレスにお問合せいただき、親御さんが勇気を持って行動を起こすことで状況が大きく変化するきっかけになります。
「入院を拒否する」のは、子どもが発している家庭へのSOSかもしれません。
娘さんの暴力を止めるために必要なのは、「突き放すこと」ではなく、「信頼の再構築」です。
そのための一歩を、JECセンターと一緒に踏み出してみませんか?
家庭内暴力、パーソナリティ障害、
ホスト通い、メン地下、メンコン、パパ活など
まずは無料相談をご活用ください。